2004年に覚せい剤で逮捕され、もう自殺したい気持ちに陥ったマーシーにとって、涙が出るほどありがたいと思ったのは、美川憲一さんがテレビでマーシーのことを気にかけ、「付き人にでもして私が一から叩きなおしてあげるわ」と涙ながらに言ってくれたことでした。マーシーはそれに感謝し、当時『創』に連載していた手記の中に「いつの日にか必ず、美川さんの衣装の一部としてでもいいから、お役に立てるように頑張りたい」と書きました。そしてそこに美川さんの衣装の一部になっているイラストを描いて載せたのですが、これが思わぬ波紋を呼びました。
和田アキ子さんがテレビ番組(アッコにおまかせ!)の中で、「田代はもっとうまいはずだよ〜」と、このイラストを批評したのです。実は留置場で描いたイラストは、自殺防止のために先っぽが少し引っ込んだボールペンで描いたもので、とてもうまく描ける状況ではなかったのです。そのアッコさんの言葉を聞いていたたまれなくなり、ちょうど移ったばかりの東京拘置所では色鉛筆も使えるし、筆記用具も豊富だったので、さっそくイラストを描き直し、リベンジを図りました。描き直した美川さんのイラストを『創』編集長を通じてアッコさんの番組に持ち込んだのです。
リベンジを期して描いたイラストを『創』に送った時の自筆の文章
![]()
![]()
番組でそのリベンジのイラストを見たアッコさんは、「リベンジしなくてもいいんだよ〜。もっと違うところで頑張ってほしい」と、厳しくもあたたかい言葉をかけてくれました。
今回、出所してからも、美川さんやアッコさんはマ〜シ〜のことを気遣ってくださり、特に美川さんの激励のコメントはマ〜シ〜を勇気づけています。
美川さんのコメント
「罪の償いはしてきたんだから許してあげてほしいと思う。そりゃあ世の中そんなに甘くはないと思うのね。でも彼の姿勢を、やっぱりもう一度見てあげてほしいなと思うのよ」
「もうしょうがない、行くところまでいったんだから。もうあとは這い上がるっきゃないんだから。だから私はやっぱりがんばってほしいなと思う。それに対してのアドバイスがあったら、私は、してって言われりゃするし。どこかで手をさしのべられたら、してあげてほしいなって思う」


